2007'05.12 (Sat)

『さらわれた天使』

昨春、白百合女子大に入学したばかりの女子大生が、突然亡くなった

不治の病でもなく、不慮の事故でもなく
彼女の命を奪ったものは、『マイコプラズマ肺炎』

私も昨冬かかった病気です

まだ19歳という若さでなぜ?

彼女は昨年4月30日、風邪っぽさを感じて市販の薬を飲んでいた
深刻な状況ではなく、卒業した高校の吹奏楽部のコンサートで
司会を務めたほどだった

ところが2日後、39.5度の高熱と嘔吐が止まらなくなった

母親が病院に連れて行ったが、1時間以上待たされた挙句
「のどが赤いから風邪ですね」
との診断

レントゲンさえすることなく帰されそうになったが
母親が点滴をしてくれるように食い下がった
「水が飲めるなら必要ない」
と医師は言ったが、点滴と同時に血液検査を受けた

検査の結果、マイコプラズマ菌が検出された

処方されたのは抗生剤と風邪薬

両親は、病院の対応に不信を持ったが
薬の効き目がなくとも、医師の言葉は重い
「家で寝ていてください」

5月4日
母親は救急車を呼んだ
運ばれたのは、初診と同じ病院

検査の結果は
「レントゲン、CTの結果から肺炎が進行しており、
症状としては重い」
集中治療室に運ばれた

血液製剤の投与、呼吸器、人工肺、透析・・・

日に日に処置が重々しくなっていく
良い兆候が見られない

闘病15日目
父親は別の病院にセカンドオピニオンを求めたが
すでに万策尽きていた

5月21日
彼女は息を引き取った
わずか20日間の闘病だった

(以上、2007年5月3日朝日新聞の記事より抜粋)

世の中のほとんどの人が治る病気で
突然娘さんを亡くした親御さんの悲しみは、いかばかりかと思います

最初は、葬儀の参列者への家族からのメッセージとして書かれた手紙に
愛する娘さんへの思いをこめて、ふくらませたものがこの本です

「死」とは、その存在が忘れられてしまうこと

新聞記事には、やさしそうな可愛らしいお嬢さんの笑顔

「本当にいい子だった」彼女の存在を、みんなに忘れて欲しくない
そんなご両親の思いが伝わってくるようです

亡くなった繁田千草さんのご冥福を、お祈りします
さらわれた天使―千草、スマイルください! さらわれた天使―千草、スマイルください!
繁田 徹、繁田 江里 他 (2007/02)
文芸社
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テーマ : 医療・病気・治療 - ジャンル : 心と身体

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Comment

マイコプラズマ肺炎って・・・

初めて聞きました (・_・*)ジィー
殆どの人が治る病気で亡くなってしまったって事は、
その病気は気付かないでいると、誰でも死に至ってしまう様な
病気なんですね (( ;゚д゚))アワワワワ
でも、このケースは医者に落ち度が有ったみたいだから
ご両親も悔やみきれないでしょうね (ノ_・。)
では、恒例のポチッと。。。
3Bbaku | 2007年05月12日(土) 19:39 | URL | コメント編集

残念ですね

マイコプラズマは診断が難しいみたいですね。
抗生剤が効かなかったのが不可解な感じもします。
楽器の練習はしていないと思うので
楽器の再感染は考えにくいですし...
ホントに残念です...
余談ですが吹奏楽の後輩の方が
blogで記事を書いていますね。
ミュジニー | 2007年05月12日(土) 21:19 | URL | コメント編集

う〜ん、やっぱり心配だったら他の医者にも行くべきなんでしょうね・・・。
以前、僕も誤診があったし。
まかない | 2007年05月12日(土) 21:20 | URL | コメント編集

コメントありがとうございました。

★3Bbakuさん
自分がなった病気だったので、目に留まったのですが
マイコプラズマに関わらず、ノロウイルスにしても
感染していても発症するとは限らないんですって。
本人の抵抗力だそうです。
だから、何でもないように見える人から、伝染されている
可能性も・・・

彼女の場合は19歳という若さなので、お医者さんも
「ほっといても治る」とみくびっていたのかも。
ご両親も、
「病院を訴えたいわけではないけど、悔やまれる」
という心境だそうです。
風邪は万病の元、ですね。

★ミュジニーさん
さすが、この記事、ご存知でしたか。
抗生物質、普通はよく効きますよね。
余程、疲れていたのか、飲ませる時期と種類が
ずれていたのか・・・
ご両親は本を自費出版されたそうで、
最初は700部だったのが
mixiとかで話題になって3000部売れたそうです。

★まかないさん
誤診って、大丈夫だったのですか?
私も2年前の流産の処置では、あまりのひどさに
1ヶ月以上も入院して、ガンかも、とまで言われ、
別の病院に行ったら、良くなりました。
(医学部の偏差値なんて、当てにならないですね〜)


さるすべり | 2007年05月12日(土) 22:25 | URL | コメント編集

「マイコプラズマ肺炎」…私も2度ほど罹りましたが、
適切な処置のお陰で、こうして事なきを得ております。

こう言っては語弊があるかも知れませんが、
今は病院も医師も患者が選ぶ時代になりつつありますね。
(勿論、選択の余地が無い場合もあるでしょうが…)
信頼できる医師に巡り会えなかったのが、とても残念です。
(つーか、診察した医師も適当すぎだと思いますが)

亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
KAO | 2007年05月12日(土) 23:21 | URL | コメント編集

切ないなぁ・・・・
悔しいなぁ・・・・
そんな、遣る瀬無い思いで、いっぱいです。
プロ意識を持って、仕事しようよ!!
お医者さん。警察官の人。政治家さん。報道の人。
学校の先生。そして自分。
こんな思いをしなくても良い筈なのに・・・・

ご冥福をお祈りしたい気持ちで、いっぱいです
chiemi | 2007年05月13日(日) 02:21 | URL | コメント編集

人生は、全ての瞬間が選択を問われていると感じます。
よく、ここまで生きてきましたと、感謝することにしています。
ピンピンシニア | 2007年05月13日(日) 06:57 | URL | コメント編集

こんにちは。

 本当にご本人の方もまだまだお若いのにすごく心残りですよね。。。ご家族の方も無念だと思います。
 私も義父がいわゆる医療ミスで命を落としています。
 今でもその病院や、その医師が、医療行為をしていることに憤りを覚えます。
 でも、本当に命の大切さを考えないと行けない場所が、毎日の忙しさになかなかすべてを見るということができないですよね。
 もっと患者の方も、勉強して知識を得ることも大切ですよね。
 本当にご冥福をお祈りします。。。
sachiko.t | 2007年05月13日(日) 15:15 | URL | コメント編集

コメントありがとうございました^^

★KAOさん
大病院だからと言って、安心とは言えないですね。
うちのかかりつけはいわゆる町医者さんですが
(女性の先生)バセドウもすぐに気がついて下さったので
すぐに薬で治療できました。
何でも、早期発見が大切ですね。
KAOさんもお体大切に!

★chiemiさん
医師のせいなのか、抗生剤が効かないほど
発見が遅かったのか・・・
普通は、薬を飲んで安静にしていれば
自然に良くなるのですが。
(私は咳がひどかったです)
ちょっとした病気でも、用心するに越したことはないですね。

★ピンピンシニアさん
明日はわが身、と言いましょうか、他人事ではないですね。
交通事故もあるし、変なウイルスは流行るし・・・
薬もあてにならないし。
ほんと、無事生きていることに感謝ですよね。

★sachiko.tさん
お義父さま、心残りだったでしょうね。
医療行為については、日進月歩の裏に
人知れぬ犠牲があるのでしょう。
怠慢なのか、技量不足なのか、分かりませんが
医者にもかかれず大勢の命が失われる国が
たくさんあることを考えると、複雑です。
さるすべり | 2007年05月13日(日) 21:04 | URL | コメント編集

ニュースで見ました。
体中から出血などもあったようですね。

詳しくやってましたがこの病気
子供がなった場合はまだ薬で治すのが容易いようですが
大人がなるとかなりやっかいみたいですね。

まわる牛 | 2007年05月14日(月) 12:49 | URL | コメント編集

家の長女も小学校3年のときに同じような経験をしました。
発熱はい週間以上続くも、風邪との診断。
ある朝40度以上の熱に驚き、かかりつけに電話すると、「救急車を呼んでください」との事。
結局マイコで、今まで処方されていた抗生物質は全く聞かないといわれました。
即入院でかわいそうな思いをさせたと、今でもくやみます。
「あの時、もっと早く他の医者にもみせていたら。」と。

やはり投薬されてから何日も症状の改善が見られない時は、別を当たってみる。
それは大切な事だと思います。
医師も人間。間違う事もあるのですから。

あまりにも短すぎたこのお嬢さんに、私も心よりご冥福をお祈りします。
wind | 2007年05月14日(月) 13:26 | URL | コメント編集

さるすべりさんもかかっていたのですね!
私がちょうど風邪をひいていた頃ニュースで流れ、本当に気の毒に思いました。
夫は私の風邪は本当に大丈夫か、心配になっていたし。。

風邪との見極めが難しいみたいですが、
色々なサインは出ていたはず、、
私も今回入院してみて実感したのですが、病院によって本当に処置は様々ですね。
信頼できる病院を探しておくのも大切だなと思いました。
苺マンゴー | 2007年05月14日(月) 16:49 | URL | コメント編集

3月に父が脳内出血で倒れたとき、運ばれた病院名を聞いて安心したのを思い出しました。

自分の身は自分で守らないといけないんですねー(ToT)
FINDER | 2007年05月14日(月) 18:11 | URL | コメント編集

実際に本を読んでいないので

担当した医者の診断が適切だったかどうかは
わかりかねますが
人間である以上、どんな職種であれプロだろうがアマだろうが
間違い、失敗をすることはあります。
因みに厚労省のサイトにて資格の有無、過去に医業停止など行政処分を受けたかどうか検索できます。
http://licenseif.mhlw.go.jp/search/
ご参考までに...
ミュジニー | 2007年05月14日(月) 20:41 | URL | コメント編集

先日はコメントありがとうございました。
ご挨拶が遅れてすいませんm(_ _"m)ペコリ

医療に携わっているものとして、こういう事例は大変悲しい出来事です。
最低限の検査は必要だったと思います。

ナースとして、このような事例があることを肝に銘じて今後の仕事に励みたいと思います。
モモ | 2007年05月14日(月) 23:49 | URL | コメント編集

コメントありがとうございました^^

★まわる牛さん
本当は子供に多いらしいですね。
私がかかったときは、「若い証拠です^^」
と、言っていたのですが・・・

なんの病気でも大事にしなければいけないんですね。

★windさん
抗生剤でも種類が合わないと効かないですよね。

お嬢さんは無事退院できてよかったです。
医師を選ぶことも、自分で予防することも心がけなければ
いけないですね。
予防は、うがい手洗いをしていても、疲れているとやっぱり
風邪をひいたりしてしまいますが・・・

★苺マンゴーさん
ただの風邪でよかったですね。
うちのかかりつけ医院では、
すぐに気がついてくれましたけどね〜
はっきりしない時は
しかるべき検査をして欲しいものですね!

★FINDERさん
お父様、大変だったんですね。
安心してお任せできる病院でよかったですね。
ゆっくり休ませて差し上げてください。

★ミュジニーさん
こんなところで紹介されているのですね@o@
参考にさせていただきます。
ありがとうございました。

★モモさん
看護婦さんは、体力気力が必要なお仕事ですね。
頭が下がります。

コメ返し、bakuさんじゃないんだから?
気にしないで下さいね^^
さるすべり | 2007年05月15日(火) 00:54 | URL | コメント編集

繁田千草さんのご冥福をお祈りし、ご遺族にお悔やみ申し上げます。

本日の朝日新聞千葉版で拝読し、こちらのブログにお邪魔したしだいです。
直接診察したわけではないため、記事からわかる範囲で何点かコメントさせていただきたく投稿いたしました。

初回受診が発症3日目とのことです。
全身状態が悪いと判断しない限り、諸検査をせずに内服薬の処方のみとすることが大多数と思われます。
経口摂取可能なら点滴をしないというのも、医学的に正しい判断です。
マイコプラズマ肺炎は教科書的には聴診所見に乏しいとされており(もちろん例外は多数あります)、レントゲンを撮らなかったという判断も直ちに誤りとは言えません。
(これを受け入れていただけなければ、インフルエンザ等高熱の出る病気で受診された方全員に血液検査、レントゲン等の検査をしなければならないことになります)
なお、記事どおりならば、血液検査でマイコプラズマ感染を受診当日に指摘されたことから、検査部門が発達した病院であることが推測されます。
私の勤務する総合病院では外注項目であるため、結果が出るまで数日かかります。
また、マイコプラズマは通常の光学顕微鏡では見えないほど小さく、培養検査には日数を要するため、「検出された」は厳密には誤りと思われます。

通常のマイコプラズマ肺炎であれば、抗生物質と安静で軽快します。
しかし、菌からの患者への攻撃だけでなく、患者自らの過剰反応によって自らの組織を攻撃してしまうことがある点で、一般的な肺炎とは異なります。
その場合は重症化、集中治療を要する事態となりえます。

なにぶん当事者ではないため、わかる範囲での記述であることをご理解ください。

こうして書き連ねても、悔やまれることにかわりはないのですが。
繰り返しになりますが、心から繁田さんのご冥福をお祈りいたします。
医師です | 2007年05月20日(日) 22:49 | URL | コメント編集

コメントありがとうございました^^

★医師です さま
ご丁寧なコメント、ありがとうございました。

私もマイコプラズマにかかりましたが
血液検査をしたかどうかも覚えていません。
確か、胸の音や問診の結果、
レントゲンは撮ったと思いますが・・

繁田さんのご両親もおっしゃるように、
医師を責めるつもりはないのですが
お医者様を頼るしかない素人からすると
こういう記事を読めば、医師の見立てが甘かったように
思われてしまいますね。

私は仕事や家のことなどで時間がなく
多少の病気でも無理しがちなのですが
どんな病気でも、大事に至ることもあるのだ、と
肝に銘じた次第です。

良心あるお医者様がいらっしゃることを
大変うれしく、頼もしく思います。
ありがとうございました^^
さるすべり | 2007年05月21日(月) 01:02 | URL | コメント編集

この件に関して、記事の内容だけからは医師の判断が誤りだったとは言えないことがおわかりいただけたと思うのです。

とかく 結果が悪い=医療ミス と思われがちですし、感情の面から致し方ないと思います。
しかし、医師や病院を断罪する報道でも、ミスと断定するには情報量が不足しているケース、残念ながら一定の割合で起こりうる偶発症であるケースが少なからず存在しています。
事実、昨年は産科医療に対して甚大な影響を与える事例が続きました。

本筋とずれてしまって大変申し訳ありません。
医師です | 2007年05月22日(火) 01:58 | URL | コメント編集

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 | 2007年05月22日(火) 16:29 |  | コメント編集

コメントありがとうございました^^

★医師です さま
医療事故(ミス)か、不可抗力なのかは
難しい問題ですね。
高齢化社会で、患者数も増加し、医師不足は明らかですよね。
今回の新聞報道も、患者側からのコメントしか取っていないようですし、医者も神様ではないのですから、一概に責められないと思います。
鍵付きコメントで、そういった意見も頂きました。
医師という仕事は、社会的ステイタスが高い分、
求められるものも重大である、ということなのでしょうね。
診察を断っても責められ、診て死なせても責められ、
確かに大変なお仕事だと思います。


★管理人のみ・・・さま
コメント、ありがとうございました。
そういう事情もあったのですね。
私はこの本を読んでいないのですが、病院への告発とかではなく、娘さんを亡くしたご両親の気持ちを分かち合う、という意味で読まれると良いのではないかと思います。

千草さんの分まで、妹娘さんの方も大事にしてあげて欲しいですね。
さるすべり | 2007年05月22日(火) 23:09 | URL | コメント編集

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